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【オーナー日記】#37　続?スノーシュー

更新日：2015年02月14日
カテゴリ：オーナー日記

　連日、“一生もののスノーシュー”を履いてリゾートの森の中を彷徨っている。夏は“クマさんとイバラ”に支配されるところでも冬は解放される

。

　除雪された道路の散歩と違って、“おもしろき物”の傍に行くことができる。登山を趣味とおっしゃるご夫婦曰く、冬の行程は夏の１／5に設定すると。なるほど、足腰への負擔は大きい。雪質やラッセルの有無によっては夏の散歩の比ではない。しかし、興味津々。いざいざ！

＜いざいざ！＞平成27年1月撮影

　ウサギ、キツネ、リス、テンなどの他、ヤマドリらしきもの、スノーシューを履いた人間（我々以外に數人！）の足跡などを楽しむことができる

。

＜ウサギの足跡＞平成27年1月撮影　

　一番多いのがウサギの足跡、縦橫無盡ではあるが、習性として一度通った所を何回も通る。子どもの頃に作ったワナはこの習性を利用したものだった

。

　リゾートの北東の端に近い所などは當に“渋谷のスクランブル交差點”なみである。ウサギにはほぼ毎日お目にかかる。冬になったら野ウサギは白くなると思っていたら半分以上が灰色系である

。

　また、鹿には及ばないものの、至る所で樹皮や木の芽がかじられている。他のものはとにかく、「タラの芽は勘弁してくれ！」と言いたい。かといって、美味しいものはウサギも同じ。雪が降り積もれば、一層高い木の芽にも口先が屆く

。

　夏場と違って物音がしない分、彼らを探すのは難しいが、ボーっと遠くを見ていると、目は動くものをキャッチする。林の中を疾走するウサギは、未だ寫真には納まってくれない。

＜ツル性の木＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜翌日には食いちぎられていた＞

平成27年1月撮影　　　　　　　　　　　　　　　　　平成27年1月撮影

　キツネと思しきはウサギの足跡に沿っていることもあるし、大きな道路の一番端を長く歩いている場合もある。隣接する牧草地で雪を掻き揚げているらしきを見た。野鼠でも探しているのだろうか？

＜キツネかな？＞　平成27年1月撮影

　リスはどこでもいつでも見ることができるが、雪が降ってからは松かさに戯れている。推測だが、赤松の數ｍ以內の狹い“木の又”に松かさを挾み込んであるのをよく見かける。これがリス君の食料確保術かもしれない。松かさと言えば、先日、アカゲラが松かさを抱えて突っついているのを見たのでもしかして？とも思う

。

＜松かさを上手にはさんである＞平成27年2月撮影

　地啼きの聲はいまいちだが、とてもきれいな色の羽をした”カケス“にも遭う。こいつの得意はほかの鳥の鳴き聲をまねることだそうだ。ここにはハンノキが多く、今これに群れているのがベニヒワである。大群で雪の上に落ちたハンノキの実をついばむこともあり、その足跡は蕓術的指物のようだ

。

＜カケス＞平成27年1月撮影

＜ベニヒワ＞平成27年1月撮影

＜ハンノキの零れた実をベニヒワが貪る＞平成27年1月撮影　　　　　　

＜鳥の足跡＞平成27年1月撮影

　先日、近くの道の駅に行ったら、和かんじきが展示してあった。50數年前、今は亡き父が、イタヤカエデの木を茹でたり、火であぶったりして、こしらえていたのを思い出す。

　昔、農閑期には山仕事で食いつながなければならなかったので、必需品だった。父の作ったものではないが、今も田舎の物置にかんじきが置いてあった。鼻緒をつけて使っているらしい。いつか使わして貰いましょう。

＜田舎に置いてあったかんじき＞　平成27年1月撮影　　　　　　　　　　　　　　

＜道の駅の展示＞　平成27年1月撮影

　1月は天気がよく雪が解けたが、積雪が５０㎝になったところで、また、３０ｃｍ程上積みされた。

＜森の中で舞うぼた雪の様はとても幽玄である＞平成27年1月撮影

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