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【歴史散策】八幡平の名前の由來

更新日：2010年03月15日
カテゴリ：歴史

【八幡平の名前の由來】
八幡平の名前の由來には諸説ありますが、今回ご紹介するのは
その中でも一番知られている話です。

登場するのは東北では有名な征夷大將軍「坂上田村麻呂」と、
蝦夷の大將「大猛丸（オオタケマル）」そして京都の清水寺に顕
彰碑がある蝦夷の英雄「アテルイ」の息子「登鬼盛」の3人です。

またこの話には八幡平頂上付近にある源太森の話もありますが
これはまた今度。

さて、793年（延暦16年　桓武天皇の時代）朝廷より蝦夷討伐の
命令を受けた坂上田村麻呂は巖手山の山中にて蝦夷の大將「
大猛丸」を総攻撃で倒しまいした。

しかし蝦夷も新大將でアテルイの子、登鬼盛により勢力を盛り返し
八幡平方面へ進攻します。

その時、坂上田村麻呂が八幡平の頂上付近で瑠璃色の綺麗な
水をたたえた沼や、一面に花々が咲いている場所を見つけ、まる
で神様が住んでいるようだと思い、全ての兵を集め八幡大菩薩
（戦の神様）に戦勝祈願をしたとの事です。たぶん、その沼とは寫
真の八幡沼なのでは？と想像するのですが???

八幡平頂上付近の八幡沼（平成21年9月撮影）
當リゾート地より約30km

この祈願により、登鬼盛軍を焼山の鬼ヶ城付近で破ることができ
た為、帰りに再び八幡平山頂に登り八幡大菩薩へ戦勝報告をし
ます。この事で坂上田村麻呂はここを「八幡平」と名づけたという
話が殘っているのです。

田村麻呂が名づけたとされる八幡平頂上付近には田村麻呂が
感動したであろう高山植物や八幡沼?ガマ沼があります。
夕方少し冷えてきた頃にいってみると何か神々しい思いをしたの
を覚えています。

高山植物や綺麗な景色も良いですが、田村麻呂に思いを馳せな
がらのトレッキングをしてみてはいかがでしょうか？
八幡平頂上へは例年ゴールデンウィーク頃から車で行けるように
なります。（頂上付近の駐車場からは歩き）

※この文は様々な資料や伝聞によって書いていますが、新説や
內容が異なる場合がありますのでご了承下さい。