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溫泉付！宮城蔵王の山々のふもとで暮らす。別荘、定住どちらにも適しています。

秋色アジサイ

更新日：2009年09月28日
カテゴリ：四季だより

秋色アジサイ

今年の夏の思い出をと、あらためて振り返りましても、ここに來てサンサンと太陽の輝く毎日となっております。

それでも、「もう秋だね」という朝晩の涼しい空気が、もう時期に訪れる琥珀色の景色を感じさせずには居られません。

???皆様、お変わりなくお元気でしょうか???。

何やら詩人的な語り口で始まりました今回の日記。テーマは「色」です。

秋の山間（やまあい）と申しますと、紅葉ですね。濃淡はあるものの、ほとんど緑一辺倒だった山の風景が、次第に色づきはじめています。

春先に芽吹いた草木の葉が、赤や黃色に色づく「紅葉（こうよう）」ですが、その仕組みは赤と黃色では違うのだそうです。

つい最近まで、緑の葉が紅葉するのは、冬が近づくにつれて緑色の葉緑體が分解されて色が抜けるため、殘った色素、つまり赤や黃色の色素が紅葉して見えるものだと思っておりました。黃色に色づくものは、あながち間違いではないようですが、赤に色づく葉は違うようなのです。

赤く色づく葉は、紅葉の季節になるとアントシアニンが大量に生産されるため、赤く色づくのだそうです。その散る間際に燃え上がる様は、「一花咲かすぞ！」といった感じで、新しいことを始めているわけです。

サクラの花の散りざまを言うことの多い表現ですが、なんとも日本の心のような気もします。そうそう、しばらく前に、とあるオーナー様が同じようなことを仰っておられました。

木々は、力強く大地に根を張り、冬の直前にその１年に感謝して、燃え上がるように葉を赤く染め、パッと葉を散らせるのだよ、と。

まるで歌劇団のグランドフィナーレで、鳴り止まぬ観客の拍手と喝采の中で、ドラムにあわせて「ジャン！」と終演する舞臺のようです。

秋の山はセピア色の風景。想い出を辿るとき、脳裏に浮かぶ風景の色はセピア色です。

▲平成２１年９月撮影
宮城蔵王リビングサロンの傍らにございますアジサイも、秋色、セピア色に染まり始めました。

「色褪せた」語感のする言葉ですが、振り返りますこと私しの青春時代、城之內早苗さんが浴衣姿で「あじさい橋」を歌っている姿も、これもまたセピア色で思い出されるのでありました。

ちなみに???８月の夏休みに、東京のお臺場へ行き、古き良きいにしえの思い出が実物大で展覧されているのを見に行きました。その姿はとても勇壯で、私はそれをずっと眺めておりました。周りの景色はアナログで、想い出はハイビジョンで映っておりました。セピア色の涙とともに???