日本でも有數の伝統を誇る伊方杜氏について紹介する「伊方杜氏資料館」
- 更新日:2012年01月12日
- カテゴリ:周辺情報
「杜氏(とうじ) 」とは日本酒を醸造する技術者たちのリーダーであり、酒蔵の最高製造責任者のことです。
杜氏が活躍するのは11月から3月までの4ヶ月、蔵元に出稼ぎに行き、酒造りの一切を請け負います。
杜氏集団は日本各地にいるのですが、愛媛県では伊方町周辺の「伊方杜氏」と越智群宮窪町の「越智杜氏」の2つが有名で、しかも伊方杜氏は四國で最も古く、日本でも有數の長い伝統を誇る杜氏集団なのだそうです。
江戸時代の半ばに黃櫨の実搾りやイリコの行商などをしていた人たちが酒造技術を習得したのが始まりと伝えられているそうです。
入口には新酒ができたことを知らせるために吊るす「杉玉」も飾られています。
▲ 杜氏資料館展示物(生涯學習センターより提供)
釜場の「大釜」や艚場の「酒艚 (さけぶね) 」も全て本物で、酒造りの道具とともに今では見ることのない生活用品が展示され、昭和初期頃の杜氏や蔵人の寢床を再現した展示もあります。
釜場の「大釜」や艚場の「酒艚 (さけぶね) 」も全て本物で、酒造りの道具とともに今では見ることのない生活用品が展示され、昭和初期頃の杜氏や蔵人の寢床を再現した展示もあります。
伊方杜氏がお酒を造る工程が上映されていたり、杜氏さんのお話を実際にパソコン上で聞くこともできますので、これを機會にぜひ伊方の杜氏お酒について、詳しくなってみてはいかがでしょうか。