夏と冬の二度おいしい「御荘カキ」
- 更新日:2012年08月04日
- カテゴリ:周辺情報
愛南町の御荘灣(分譲地から約105km) は宇和海特有のリアス式海岸で、5つの川の河口となっています。
山の栄養分が豊富に流れ込むためプランクトンが多く、カキの養殖にぴったりな漁場で、灣內にはたくさんの養殖筏が並び、南予の海らしい風景も楽しめます。
通常冬が旬のカキですが、御荘では夏にもカキが旬を迎え、年に2回カキが楽しめることをご存知でしょうか?
冬のカキは一般的に知られる「マガキ」です。
実は夏のカキは「巖ガキ」という別の種類で、自然界では海底の巖に付いて成長します。
マガキよりぼってりとして大きく殻も分厚いため、ごろごろとした見た目も巖そっくり!

當然身も分厚くてブリンブリンしていて、味も濃厚です。
コリコリした貝柱も極太サイズ!
1個でもしっかり食べごたえのあるカキなのです
▲巖ガキ
冬のマガキは卵を持つと食べられなくなるのですが、夏の巖ガキは卵も一緒に食べられます。
▲巖ガキ
冬のマガキは卵を持つと食べられなくなるのですが、夏の巖ガキは卵も一緒に食べられます。
味の濃さは卵の旨味なのかもしれませんね。
御荘灣は他の漁場と比べて短期間でカキが成長するのだそうです。
豊富なプランクトンに恵まれた好漁場であるという証ですね。
また、潮の流れが速いため、御荘灣で育ったカキには泥臭さが全くありません。
1年で出荷できるマガキと比べ、巖ガキは出荷までに2〜3年かかります。
餌をたっぷり食べて成長した濃厚な味の巖ガキは、1cmくらいに切って食べるのがおいしい食べ方だそうです。
もちろん贅沢に焼ガキや茹でて食べたりしてもOK!
今年の夏は御荘の巖ガキをぜひ味わってみてはいかがでしょう。