往時の繁栄を偲ばせる佐田岬の「女子岬製錬所跡」
- 更新日:2013年05月07日
- カテゴリ:周辺情報
佐田岬半島の中ほどにある“きらら館”のすぐ側に南へ突き出た三角形の半島があります。
その先端に、女性の寢姿に似ていることから名付けられたといわれる“女子岬”があります。
“じょしみさき”ではありません。“めっこみさき”と読むのだそうです。
“じょしみさき”ではありません。“めっこみさき”と読むのだそうです。
ここでは明治中期から大正初期にかけて鋼業開発が盛んに進められていました。
女子岬にはウバメガシが自生する原生林の中に全長約700mの遊歩道が整備されていています。
その小徑沿いには今でも石積みやレンガの遺構群が點在していて、製錬所が稼働していた當時の様子を偲ぶことができるのです。
海岸には製錬過程でできるカラミ(銅の製錬時に出る副産物)や赤レンガの構造物、船著場跡などを見ることができますし、岬の先端付近には製錬所の遺構である「のがま」があちらこちらに殘されています。
製錬所といえば大規模な工場を想像しがちですが、昔はこんな小規模の製錬所もあったんですね。
遊歩道は適度なアップダウンもありますので軽い運動にもなり、森林浴と木々の間からのぞく宇和海を眺めながら気持ちのいいハイキングも楽しめます。
先端にある白亜の燈臺と目の前に広がる青い海とのコントラストがまた美しいのです。
途中にはベンチもあるので、お弁當を食べたり休憩をすることもできますよ。
初夏のお出かけにぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。
ロイヤルシティ佐田岬リゾートより約15㎞ 車で約30分
※寫真は愛媛県の観光情報サイト いよ観ネット
フォトギャラリーより引用
ロイヤルシティ佐田岬リゾートより約15㎞ 車で約30分
※寫真は愛媛県の観光情報サイト いよ観ネット
フォトギャラリーより引用