【冬】真冬なのに緑に囲まれて汗だくで
- 更新日:2013年12月30日
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函館?湯の川溫泉の溫泉熱を利用した「函館市営熱帯植物園」で、クリスマスコンサートが開かれました。外は海からの冷たい風が吹き抜ける真冬の寒さですが、植物園の中はぽかぽかとした常夏の島のよう。
函館市営熱帯植物園は、ガラス張りの三角屋根が特徴的な建物。溫室內には、バナナやコーヒーの木など、いかにも南國を思わせる多種多様な植物が青々と生い茂っています。
溫室の一番奧には、藤棚のように組まれた棚の上でかわいらしいピンクのブーゲンビリアが咲き誇っていました。植物園でのクリスマスコンサートは、毎年地域の人々が楽しみにしている恒例行事。このブーゲンビリアの棚の下が客席となり、溫室の一番奧をステージにして行われます。
この日は、遺愛中學校のハンドベルクワイア、函館男聲合唱団、函館市民オーケストラの3組が出演。外はかろうじてプラス気溫の冬の天気ですが、溫室內は30℃近い室溫とあって、演奏を楽しんでいると次第に汗が。上著をすべて脫ぎ、さらに腕まくりをしても暑いくらい。緑の木々に囲まれながら額に汗をかいて「ホワイトクリスマス」や「もろびとこぞりて」などのクリスマス曲を聴いていると、まるで南半球のクリスマスのようです。
溫室から一歩外に出ると、一瞬で南國気分から現実の函館に引き戻されます。ニホンザルが飼育されているサル山では、溫泉に浸かって暖を取るおサルさんたちの姿も。彼らの人間ぽいしぐさをしばらく眺めていると、早く家に帰ってお風呂に入ろう!という気持ちになりました。