【冬】冬を彩る青い光と赤い炎と
- 更新日:2015年02月25日
- カテゴリ:周辺情報
冬は、イルミネーションやキャンドルのイベントが各地で行われる季節。木々が葉を落として緑がなくなり、北國なら大地が雪に覆われてしまう寂しさが、人間の心を「少しでも景色を明るくしよう」と動かすのでしょうか。
函館市內でも各所にイルミネーションが燈されますが、意外な穴場となっているのが元町公園。夏場の日中なら、散策を楽しむ旅行者で常ににぎわう場所ですが、冬の夜は靜寂そのもの。
青いLEDの光に包まれた園內に一人たたずむと、現実感のない不思議な感覚にとらわれます。上に目をやれば、白いライトに照らされて暗闇の中にくっきりと浮かび上がる舊函館區公會堂の姿が。
元町公園とは対照的な溫かみのある暖色系の光に包まれているのは、函館山ロープウェイの山麓駅の坂の下にある函館市地域交流まちづくりセンター。元は百貨店として使われていた建物です。
この日は、牛乳パックで作った「ワックスキャンドル」に火を燈して建物の周囲に並べるイベントが行われていました。雪が少ないので冬の雰囲気があまり出ませんが、小さなキャンドルが威風堂々とした建物をぼんやりと照らす様子もいつまでも眺めていたくなる光景です。