海幸探訪~出雲大社周辺の観光スポット~
- 更新日:2016年05月06日
- カテゴリ:探検
今や日本を代表する観光スポットとなった出雲大社。出雲大社周辺にはいくつもの観光スポットがたくさんあります。今回はその中からいくつかご紹介したいと思います。
■稲佐の浜
數々の神話が伝わる出雲地方。この稲佐の浜も國引き神話の舞臺として知られる浜です。
「國引き神話」
その昔、八束水臣津野命(ヤツカミズオミヅノミコト)という神様がいました。
この神様は、まだ出來たばかりで幅の狹い布のような形をした出雲の國を見て大きな國に作り直そうと考えました。
そして他の國の余った土地を引っ張ってきて、出雲の國に継ぎ足そうとします。
新羅の國に余った土地を見つけると、大きな鍬で土地を切り離し、長い綱をかけ「國來、國來(くにこ、くにこ)」と聲を掛け出雲の地へ引き寄せます。
その後も北陸地方などから土地を引っ張ってきて、出雲の國を大きな國へとします。
舊暦10月の神在月に行われる神迎神事はこの浜で行われ、全國の神々をお迎えする場所でもあります。
稲佐の浜の砂を拾い集め、出雲大社の素鵞社(そがのやしろ)の床縁下に供えて、代わりに従來からある砂をいただくと清めのお守りになるといわれています。
■出雲日御碕燈臺
明治36年に設置され、高さは43.65メートルあり、世界燈臺100選や日本の燈臺50選に選ばれています。
こちらの燈臺は參観料を支払い、上まで登ることができるんです。土足禁止なので靴を脫いで燈臺の中へ。寫真のような螺旋階段をひたすら登っていきます。
階段の數は全部で163段、途中から息が切れ、日頃の運動不足を痛感させられます...
6階に到著、殘すところあと13段ですが、殘りの13段は、ほぼハシゴを登るような急勾配!登られる方は十分に注意してください。
最上階デッキからの眺めはまさに大パノラマ!絶景が広がります。
駐車場から燈臺へと続く道沿いには、お土産物屋さんが並び、軒先ではサザエやイカが焼かれ、その香りに食欲をそそられます。燈臺へお越しの際は是非味わってみてください。
■日御碕神社
日御碕燈臺からほど近い場所にある、鮮やかな朱色のお社が印象的な神社。
天照大御神(アマテラスオオミカミ)を主祭神とする下の本社(日沈の宮)、神素盞嗚尊(スサノオノミコト)を主祭神とする上の本社(神の宮)という上下二社からなり、両本社を総稱して日御碕神社と呼びます。
「日沈の宮」の名前は、伊勢神宮が「日の本の晝を守る」のに対し、日御碕神社は「日の本の夜を守れ」 との神勅があったことに由來します。
數々の神話が息づく出雲地方は、魅力的なスポットが數多くあります。
出雲大社の參拝と合わせ「神話の國出雲」を楽しんでみてください。
稲佐の浜:別荘地から約88.9km。
出雲日御碕燈臺:別荘地から約97.1km。
日御碕神社:別荘地から約97.0km。
平成28年4月26日撮影。
