美しい伊予岡に祀られた「伊豫岡八幡宮」
- 更新日:2010年01月22日
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伊予市の中心街は國道56號から海側に広がっていますが、「伊豫岡八幡宮」(分譲地から松山方面へ72.6km)は山側に入った田園地帯の靜かな場所に位置しています。

清和天皇の貞観元年(859)、宇佐八幡宮の神を山城の國(京都)に迎える途中、伊予岡の辺りが明るくなったのが沖から見え、「これは神のお告げだ」と神の分身を祀るため社殿を建てたのが始まりと言われています。
それぞれ仲哀天皇、応神天皇、神功皇后のことを表しています。大洲藩主加藤家の祈願所として敬われていました。
嘉永2年(1849)に建てられた樓門、元祿7年(1694)の拝殿、古建築様式の本殿など歴史の重みを感じさせるたたずまい、靜かな社叢(しゃそう)からは、長年人々の信仰心を集めてきた拠り所としての厳かな雰囲気が漂っているようです。
境內にはホルトノキ、タブノキ、クスノキ、クロガネモチ、モッコク、センリョウ、その他たくさんの種類の木々が育つ自然林で、こちらもまた貴重な存在です。
靜かな杜の中、「敬虔に神に祈る」ということが、自然に感じられる神社でしょう。
また、この神社は1,400〜1,500年前に造られたという大小10基からなる古墳群の上に建てられています。円墳および前方後円墳、広さも170アールと県下でも數少ない貴重な古墳群で、こちらも一見の価値があります。知る人ぞ知る、隠れた名所です。
パワースポットとしてぜひお勧めします。
(寫真はすべて平成21年12月撮影)
