～宮城蔵王からこんにちは～ 「　桃源郷か、極楽か ！？　」

　　　　  　　その５６「　桃源郷か、極楽か ！？　」

　みなさま、こんにちは。４月もあと數日を殘すばかりとなりました。相変わらず、コロナとの戦いの真っ只中にいる人類は、まだ決定打を打つことができないでいます。しかし、古來から人類はウイルスを始めとする災厄と対峙し、乗り越えてきた歴史があります。この度も人類の英知を結集して対抗していますから、近い將來の収束を信じて頑張りましょう。
　さて、ロイヤルシティ宮城蔵王リゾートも、爛漫の春を迎えています。

　　　　　　　　
　　　　　　
　春を連れて來る花といえば、なんといっても「梅」でしょう。梅が桜を呼び、様々な花々がこれに続きます。我が家を始めとするリゾート內のあちらこちらでは、様々な花に混じって、薄紫色の「タチツボスミレ」が咲き始めました。とても華やかとは言えない地味な小さな花ですが、見かけとは裏腹に強い花です。植えた記憶もないのに、たくさんの薄紫色のじゅうたんの面積が毎年広がっていきます。この生命力を、私達も見習わねば。

　みなさま、この寫真を見て、どんな感想を持たれましたか？　　　　　　
私が最初に思った感想は、今回の表題にある、
「桃源郷か、はたまた極楽か！？ 」でした。
「何、この虹、CG加工したんじゃないの？」などと、いちゃもんをつけたくなるような不思議な景色です。桃源郷にも極楽にも行ったことがないのでなんとも言えませんが、イメージとしてはこんな感じかな、という想像上の景色とバッチリ重なってしまいました。この寫真は、我が夫が遠刈田大橋を通りかかった際に遭遇し、スマホで撮影したものです。それが家族に畫像送信されてきて、それを見た私はもうビックリしたのなんの。よくもまあ、タイミングよく通りかかったものです。夢のようなこんな景色を肉眼で見られたなんて、羨ましいったらありません。

　桃源郷とも極楽とも見えた同じ場所の、別の日の景色です。
そよとした春風が吹き、満開を過ぎた桜を散らしています。コロナウイルスとの戦いのことなど忘れてしまいそうな、穏やかな眺めです。この景色を眺めながら、ベンチでお弁當を食べている方がいました。取り立てて騒ぐほどの景色ではないけれど、これだって極楽と言っていいんじゃないかと思えました。

　　　　　　　　　　　
　桃源郷では、やはり桃の花がたくさん咲いているんでしょうか。行って帰ってきた方にお尋ねしてみたいものです。蔵王町は宮城県內有數の果物の産地として知られています。現在、梨の花、桃の花が満開です。梨畑の面積のほうが圧倒的なのですが、梨の花の白色に対し、桃の花は濃いピンクなので斷然目立っています。
　桃源郷では、こんな濃いピンクの花をつける木が、見渡す限り広がっているんでしょうね。
　　　

　ダイワハウス現地販売センターのスタッフが、ブログ上でも紹介していましたが、いつもの釜房湖からの眺めです。私が訪れた日は、湖岸の駐車場は車がズラリ。ほとんどの方がカメラを手にしていました。狙うのは、殘雪の蔵王と桜とのコラボ寫真。考えることは、みんな同じようです。上空で音がするなと思ったら、ドローンが飛んでました。上空からの映像もいいでしょうね。

　なんだかんだと言っても、平和な我が祖國、日本。
　メーテルリンクの童話「青い鳥」では、青い鳥を探しに出かけたチルチルとミチルが、疲れ果てて戻った時、幸せの青い鳥は実は自分の家にいた、という話。この世のものとは思えないほどの、理想郷とは言わないけれど、小さな青い鳥は、日本中にたくさんいるはず。一人ひとりの肩に乗っている青い鳥と一緒に、もう少し「ステイホーム」で頑張りましょう。


?釜房湖：當リゾートより約22km。
?遠刈田大橋：當リゾートより約1.8km。

※寫真は令和2年4月撮影