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【オーナー日記】§38　冬の洗濯物

更新日：2016年03月26日
カテゴリ：オーナー日記２

　家事一般の中では洗濯がいちばん好きである。なにしろ辛い部分は全て機械がやってくれるので、ささやかな達成感が味わえるおいしい部分だけ自分でやればいいのである。

　特にシャツをハンガーにかけ形を整える作業(yè)や、タオルをパタパタ波打つように上下に揺らしてその起毛を整える作業(yè)などがお気に入りである。

　そんな洗濯であったが、會社勤めをしていた時は時間に追われ、干す作業(yè)はくしゃくしゃの洗濯物をシワも伸ばさずハンガー等に適當に乗せるだけだったり、またその干す時間もとれずに洗濯機の中に洗濯物を殘したまま出社しなければならなかったりしたことも何度もあった。

　電車に間に合わないからと先を急ぐ焦った意識は、目の前の洗濯物を干す作業(yè)とは遠く離れたところにあり、それが嫌でたまらなかった。

　こちらに來てからは時間ができたので、存分に楽しめる？ようになったはずであるのだが、癖とは恐ろしいもので意識が作業(yè)から離れていることもしばしばで、洗濯はこの悪癖を直すための練習の場となっている。

　このような洗濯であるが、実は冬場は乾燥まで洗濯機に任せることが多く、もっとも面白いはずの干す作業(yè)をすることは少ない。

　サンルームはあるものの、人目を避けるために西側(cè)の日當たりのよくない場所に設置したため、雪が積もる時期はサンルーム內(nèi)に干しても綿製のものは早いもので3日、乾きにくい厚手の衣類などは乾くまでに1週間かかることもある。

　サンルームといえども夜間や日の當たらない日は氷點下になるので、洗濯物も凍ってしまう。考えてみれば當然なのだが、こちらに來て凍った洗濯物を初めて見た時は少し驚いた。

　そんなわけで、11月以降、大體は洗濯から乾燥まで洗濯機で行っている。もとより、そのつもりでもあったし、サンルームもあるので風呂には洗濯物の乾燥設備をつけなかったのだが、今は少し後悔している。

　洗濯機で乾燥を行う場合どうしてもシワになりがちであるので、それを避けなおかつ早く乾かすために、途中まで洗濯機で乾燥させてからサンルームで干す、あるいは薪ストーブの周りに干すなどという時もあるが、面倒なのでやはり洗濯機任せにする場合がほとんどである。

　薪ストーブはたいがいお客様を招く居間などに置かれるので人目を気にしないのであれば、という條件付きにはなるが、薪ストーブは非常に強力で、また冬季は加濕を兼ねて乾燥ができるため、新たに家を建てるのであれば薪ストーブ周りに洗濯物干場を設けるというのもアリだと思う。

　サンルーム內(nèi)の様子。トウヒの木がある西側(cè)で日當たりがあまりよくない上に、天井は積もった雪で光が遮られ溫度もあまり上がらない。晝間でも氷點下であることが多いので、洗濯物も凍ってしまう。

　地形の関係か、雪や雨が降る中、雲(yún)を通して太陽が覗く不思議な天気はここ森林住宅地の周辺で頻繁に見られる特徴的な天気であるようだ。

　雪は松川に架かる刈屋橋を渡ると急に増える感じで、八幡平市街とくらべると森林住宅地の積雪量はかなり多いように思う。

　雲(yún)は上にあるというより、地上を含めて雲(yún)の中にある、といった感じだろうか。そのため虹も非常によく見られるが、かといって不思議と濕度が高いわけではない。

　冬季の洗濯のことを考えて購入したヒートポンプ式の乾燥ができる洗濯機。縮みとシワを抑えるというのが謳い文句であるが、やはり縮むしシワにはなる。
　
　それでもたいがいの衣類であれば実用上さほど問題なく乾燥までできるが、綿のシーツを乾燥させたときはシワシワで全く使用に耐えず、再度洗いなおしてあらためて干すことになってしまった。

『三輪様』　
　2015年4月より八幡平リゾートにて定住を開始、果樹?固定種の野菜の自然栽培にチャレンジされています。

※オーナー日記は當社からの依頼により、オーナー様の日々の生活の情報をご提供いただき、當社スタッフが更新を行なっています。

※掲載の寫真は全て平成28年2月撮影