外輪山の山々を見(jiàn)ながら

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■大観峰から望む阿蘇の山々

  
■ニョイスミレ(如意菫)別名ツボスミレ　スミレ科スミレ屬
北海道から九州(屋久島以北)の平地から山地のやや濕った場(chǎng)所に生育する多年草。4～6月に白色で中心部に紫色の筋がある小さな花をつける。葉はハート型で、莖は柔らかく倒れやすい。僧侶が持つ仏具の如意(孫の手のような形)にカーブした花柄が似ていることからついた名。別名ツボ(坪)は塀で囲まれた狹い庭の意。
　訪れたのはスミレの花が咲く頃。數(shù)種類のスミレの中でも、特に多く目にしたのは、草むらの中から小さな花を覗かせていたニョイスミレでした。
群落を作って黃色い小さな花をつけていたのはコメツブツメクサ。あちらこちらでムラサキケマンの花も見(jiàn)られました。

ヨーロッパから西アジア原産の帰化植物。1年草。全國(guó)の道端や河川に群生する。葉は3枚が1セット。
5～7月、5～20個(gè)の黃色い花を球狀につける。花は受粉すると垂れ下がり殘る。よく似るコウマゴヤシやコメツブウマゴヤシは花が落ちたあとに渦巻き狀に巻いた豆実をつける。ヨーロッパからガラス製品の保護(hù)用に詰められて來(lái)たツメクサ(シロツメクサ)の仲間で、花が米粒のように小さいことからコメツブ(コゴメ)とついた。
　
■ムラサキケマン(紫華鬘)ケシ科キケマン屬
全國(guó)のやや濕った林縁などに生育する2年草。4～6月、紅紫色の花を枝先につける。葉は羽狀に細(xì)かく裂ける。華鬘は仏前を飾る仏具で、これに花の形が似ていて、紫色をしていることからついた名。

　
■左：ハリギリ(針桐)別名センノキ　ウコギ科ハリギリ屬
北海道から九州の山地に生育する落葉高木。7～8月、淡緑色の小さな花が球形に集まり花火のように枝先につく。若い枝には鋭い刺があり、太くなるとイボ狀に、さらに太くなると深い裂け目になる。葉は掌狀に5～9列し、秋には黃葉する。展開(kāi)したての芽は山菜として用いられる。刺があり材がキリに似ていることからついた名。太い幹に絡(luò)み付いているのはツタとキズタ。
■右：テンナンショウ(天南星)の仲間　サトイモ科テンナンショウ屬
この仲間は日本全土の山野の林床に生える多年草。一部を除き雌雄異株だが、栄養(yǎng)狀態(tài)によって性を変える。春から初夏、花莖の先に仏炎苞(仏像の後方にある光背にみたてた)に包まれた花をつける。花後は苞が枯れ、雌株は多數(shù)の朱赤の果実がつきよく目立つ。名は漢方名に由來(lái)する。仏炎苞の色や生育地からみてヒトヨシテンナンショウ(人吉天南星)と思われる。

　　
■左：フウロケマン(風(fēng)露華鬘)ケシ科キケマン屬
本州中部以西から九州の日當(dāng)たりの良い山地や低地に生育する多年草。4～7月、黃色い花を枝先に多數(shù)つける。葉は羽狀に細(xì)かく裂ける。
■中：ヤマネコノメソウ(山貓の目草)ユキノシタ科ネコノメソウ屬
北海道から九州の濕った林內(nèi)に生育する多年草。3～4月、花莖の先に花をつけるが、花弁に見(jiàn)えるのは萼。ネコノメソウの仲間の多くは葉が対性につくが、これは互性。全體に毛がまばらにある。裂開(kāi)した果実の形が貓の目の瞳孔に似ていることからついた名。寫(xiě)真は種子が雨で流れ出て莖についている。ヤマとつくがそれほど山でなくても見(jiàn)られる。
■右：セイヨウミヤコグサ(西洋都草)マメ科ミヤコグサ屬
ヨーロッパ原産の帰化植物。多年草。日當(dāng)たりの良い道端や河原、海岸などに生育する。4～7月に蝶形の黃色い花をつける。在來(lái)種のミヤコグサは花を1～3個(gè)つけるが、セイヨウミヤコグサは3～7個(gè)で、葉や莖などに毛があることで見(jiàn)分けられる。ミヤコグサという名は京都に多かったことによるといわれる。

　
■左：ハルジオン(春紫苑)別名ハルジョオン　キク科ムカシヨモギギク屬
北アメリカ原産の帰化植物。多年草。各地で雑草化している。4～6月、花弁のように見(jiàn)える舌狀花を多數(shù)もつ花をつける。糸狀の舌狀花は白色から淡紅色。つぼみの時(shí)にうなだれ、舌狀花が多い點(diǎn)がよく似るヒメジョオンとの違い。他にも莖が中空で葉が莖を抱く點(diǎn)でも見(jiàn)分けることができる。秋に咲くシオンに似ているが春に咲くことからついた名。
■右：ゼンマイ(銭巻)ゼンマイ科ゼンマイ屬
全國(guó)の原野や林に生育するシダ植物。渦巻き狀に巻き、綿毛で覆われた新芽は、ワラビとともに山菜のシダとしてよく知られる。この綿毛はぜんまい織りという織物に用いられた。新芽が銭を巻いているように見(jiàn)えることからついた名。