建設(shè)業(yè)は作業(yè)員の高齢化や入職者減少による人手不足などが深刻になっています。また、國(guó)土交通省では就労環(huán)境改善のために作業(yè)員の4週8休を推進(jìn)し、2024年度に開始する時(shí)間外労働の上限規(guī)制への対応も求められ、雇用確保の観點(diǎn)からも労働時(shí)間の削減が喫緊の課題となっています。

　中でも建設(shè)現(xiàn)場(chǎng)では効率化が進(jìn)んでいない業(yè)務(wù)が多く、特に建設(shè)現(xiàn)場(chǎng)の安全性向上のために行っている、散亂すると危険な釘などの掃除業(yè)務(wù)は作業(yè)員にとって日々の負(fù)擔(dān)となっており、長(zhǎng)時(shí)間労働の一因にもなっています。

　こうした課題の解決に向けて、大和ハウス工業(yè)と大和リース、フジタは2021年4月に自走掃除ロボットの開発プロジェクトを立ち上げ、開発パートナーの株式會(huì)社KYOSOテクノロジ（本社：京都市中京區(qū)、社長(zhǎng)：岡田 恭子）と連攜して、本ロボットを開発することとしました。

１．掃除作業(yè)の効率化による建設(shè)現(xiàn)場(chǎng)の働き方改革

　本ロボットは、作業(yè)員による床の清掃作業(yè)にかかる労働時(shí)間40時(shí)間/月に相當(dāng)する業(yè)務(wù)の全てを自動(dòng)化することが可能です。

店舗や工場(chǎng)などの中?大型施設(shè)の建設(shè)現(xiàn)場(chǎng)では、清掃作業(yè)は広範(fàn)囲にわたるうえ、床の素材やゴミの種類などに応じて、作業(yè)員が業(yè)務(wù)用掃除機(jī)や手押しスイーパーなどを用いて、清掃作業(yè)を行っていました。

　本ロボットでは、砂利であれば15mm程度、小ねじ?釘なら50ｇ程度のものまで、現(xiàn)場(chǎng)に散亂するさまざまなものを清掃できます。連続4時(shí)間稼働が可能で、一度に最大15リットル分のゴミを回収できます。移動(dòng)速度は0.5m/sで、1日（8時(shí)間）當(dāng)たり約3,000㎡を清掃できます。

これにより、作業(yè)の隙間に行っていた清掃をロボットが自動(dòng)（無人）で行うことで、作業(yè)員が本業(yè)に専念できるため、生産性の向上が期待でき、衛(wèi)生的な職場(chǎng)環(huán)境の維持も可能となります。

２．作業(yè)員による持ち運(yùn)びが可能

　ロボット本體は、各ユニットに簡(jiǎn)単に分割でき、軽量化?小型化して持ち運(yùn)びが可能です。作業(yè)員が持ち運(yùn)べるよう、4分割（①メインユニット?バッテリー、②清掃部?タンク部、③駆動(dòng)ユニット〈左〉、④駆動(dòng)ユニット〈右〉）できる設(shè)計(jì)となっており、エレベーターのない多層の建設(shè)現(xiàn)場(chǎng)でも利用可能です。

【自走掃除ロボット分割図】

３．大和ハウスグループや地域企業(yè)のノウハウを活用したロボット開発

　本ロボットは、大和ハウス工業(yè)や大和リース、フジタのさまざまな施設(shè)の建設(shè)実績(jī)やロボット化?自動(dòng)化技術(shù)に基づく知見を集結(jié)して開発しました。また、開発パートナーのKYOSOテクノロジは、京都の中小企業(yè)の技術(shù)力を結(jié)集し地方創(chuàng)生を図る「一般社団法人京都試作ネット」に參畫する企業(yè)で、同社の持つさまざまなロボット開発のノウハウやものづくりのネットワークを活用し、企畫、設(shè)計(jì)、試作、検証、評(píng)価に取り組みました。

　今後は施設(shè)や部材に応じた実証実験を行うことでロボットの改良を重ね、2023年度より3社の全國(guó)の建設(shè)現(xiàn)場(chǎng)に順次導(dǎo)入します。

■自走掃除ロボット概要

【自走掃除ロボットによる清掃のようす】