風景を分かち合いつながりを深める住まい

大きく張り出した軒が迫力を與える外観

軒が大きく張り出した外観は高臺に建つことで一層迫力を持ち、目を惹きます。軒と外壁の際に橫幅いっぱいに配したハイサッシが、軒の浮遊感を強調します。しっかり刻まれた陰影が美しい外壁はグレーに濃淡をつけることで圧迫感を軽減するとともに、壁に奧行を感じさせるアクセントにもなっています。

タイルと照明のデザインが映える玄関

ダークグレーのタイルにライン照明を施したデザインが印象的な玄関。低明度に抑えた空間の中に、正面の地窓から見える坪庭の風景が引き立ちます。土間タイルは一段上がったホールまで続き、見える範囲の床を同材にすることで広々と感じられます。

モノトーンの中に和の要素が調和するロースタイルリビング

モダンな空間にタタミスペースを取り入れながらも、明るいモノトーンでまとめることで統一感をもたせたロースタイルリビング。ソファに深く身を預けるほかに、小上がりに腰かけたり、畳に寢転んだり、さまざまなシーンで居心地の良さ　が得られます。下げた床はカーペット敷きにすることで、柔らかな觸感から一層のくつろぎを感じられます。

圧倒的な天井高による開放感と、低くたたずむ安心感

1階の天井高2m72cmに加え、ロースタイルリビングと吹抜けを組み合わせると天井高は6ｍ近くに。高さによる開放感と、床を下げ、視點を低く抑えることによる安心感が同時に得られ、格別な心地良さに包まれます。大開口側の壁はブラックで統一し空間に奧行を出すとともに、陰が外の光を引き立てる存在になっています。

リビングの開放感を引き立てるブラックのダイニングキッチン

ブラックで統一し、大開口側の壁と連続感をもたせたダイニングキッチン。ダークな色味に加え、天井を一部下げることによって落ち著きのあるデザインに。木目柄がアクセントの折り下げ天井にライン狀に施された埋め込み照明が、ダイニングとキッチンに連続しシャープな印象を加えています。

上下階が階段と吹抜けの両方でつながる大空間

LDKからスケルトンのリビング階段を上がるとすぐに、吹抜けを通してLDKが見下ろせます。上下階で気軽に聲を掛け合うことができ、階を隔てていることを忘れるほど近い距離感です。

3色のチェアが並ぶ2階のスタディスペース

お子さまの個性が表れた3色のチェアが並ぶ、２階階段まわりのスタディスペース。吹抜けと大開口を通して外に視界が広がり、LDKとは高さを変えながら景色を共有できます。また、木目柄の折り下げ天井はLDK上の吹抜けまで続き、同じ天井下にいる一體感が得られます。

ハイサッシによって空に視線が抜ける主寢室

壁幅いっぱいに配された連続ハイサッシから視線が抜ける寢室。木目柄の折り下げ天井は外の軒天とデザインを合わせ、內外の連続感を高めています。床には足觸りが爽やかな凹凸を施した籐柄の床材を張っています。

深い軒天に守られた玄関アプローチ

羽目板柄の深い軒が頭上に張り出した玄関アプローチ。外壁際の足元には割栗石が敷き詰められ、その間に仕込まれたアッパーライトによって外壁の深い凹凸を浮き上がらせます。ゆったりとしたタイル床のステップは正面の玄関と、手前のバルコニー下を通って庭にもつながります。