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［福岡県　Fさま邸］

青空の下、水平に広がる瓦の大屋根。その重厚感を引き立てる縦の格子。
掃き出し窓を開けると外と內が一體化する開放的なお住まいで、
Fさま一家はのびやかな田舎暮らしを楽しんでおられます。

転勤で地元に戻ったのをきっかけに、家を建てたい、田舎暮らしを楽しみたいという夢を実現されたFさま。海からほど近い場所に100坪以上の土地を求め、外と內をつなげて生活できる平屋を建築されました。

「日本建築は屋根の建築ですから」と語るのは、ご自身も建築関係の仕事に就く夫の照(あきら)さん。いぶし銀の瓦の美しさにこだわり、余計な飾りを省いた端正な和風住宅を完成させました。

深い軒の下に広がる「縁側」のようなウッドデッキは、リビングと段差なくつながって生活の場の一部に。食事を取る時や、長男の翔一くん（1歳）を遊ばせる時など、自然と外に出るのが日常的なのだそう。あえて敷地境界に塀を立てていないため、ご近所の方がふらりと訪れて話しかけてくれます。

庭の一角には家庭菜園があり、季節の野菜を育てておられます。無垢材のウッドデッキや広い芝生の庭は手入れに手間がかかりますが、それも楽しみの一つだそうです。

軒天や無垢材のウッドデッキで、木のぬくもりを感じられる半屋外空間。ここで過ごしていると、お隣さんが顔を出して挨拶を交わすことも多いそう

天井までの高さと7ｍ以上の幅がある開口部によって、內と外が一體化。キッチンで料理をしているときも、外の景色を楽しむことができます

室內空間は無垢材のフローリングを基調に、やはりシンプルに構成。市販のシェルフを上手に活用した壁面収納は、実用的でインテリア性の高い収納スペースになりました。「テイストを決めず、いただいたお土産やプレゼントなどどんなアイテムもなじむインテリアにしようと思いました」と妻の里依子（りえこ）さん。

ショールームでひとめぼれしたアイランドキッチンは、背面にタイルの壁や見せる収納を設けて、里依子さんのイメージ通りに。天井のルーバーは、照明器具の位置を自由に変えられるダクトレールを隠すとともに、空間のアクセントになっています。

お客さまに気軽に訪れてほしいと、玄関土間はゆったりと計畫。日本家屋らしく、すぐそばに和室を設け、もてなしの場やゲストルームとして活用されています。

常識にとらわれず、自分たちのライフスタイルにふさわしい住まいの形を見つけたFさま。人や自然とつながる豊かな日々は、憧れていた暮らしそのものでした。

ルーバーのアクセントが印象的なキッチン空間。背面収納は下部にまとめ、壁にはタイルと見せる収納をあしらいました

「玄関の一部」となるように和室を設計。障子を閉じると行燈（あんどん）のような趣が生まれ、柔らかい光が土間全體に広がります

外から直接出入りできる玄関収納。趣味のスポーツ用品など外で使うものをたっぷりしまえます。また、奧に続くパントリーを通ってキッチンに行けるので、買い物帰りの動線を短縮できます

ユーティリティにはお気に入りのタイルを張って、快適に家事ができるよう工夫。サービステラスに直接つながり、洗濯物干しにも便利です

右：軒先とウッドデッキがつくる平行線は絶妙の美しさ。遠くには緑豊かな山の姿を望みます
左：田舎暮らしを心から楽しんでいると語るFさまご夫妻

Team-xevoとは建築士や施工技術者などの専門スタッフで構成し、お客さまがマイホームを考え始める時からご入居後も生涯にわたり、ずっとサポートするチームです。

寫真左から、藤田、藤井、今長

※スタッフの所屬はご契約當時のものです。

2019年12月現在の情報となります。