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2011/12/15

ニュースレター

■2020年までに環境負荷「0(ゼロ)」を目指すスマートエコプロジェクト第二弾

環境配慮型オフィス「大和ハウス愛知北ビル」の実証実験を開始

 大和ハウス工業株式會社(本社:大阪市、社長:大野直竹)は、2011年12月19日より、次世代の環境配慮型オフィスの実証実験を「大和ハウス愛知北ビル」で開始します。

 當社は、法人のお客さま向けの建築物について、2020年までに環境負荷「0(ゼロ)」(運用時のCO2排出量をゼロ)を目指す「Smart-Eco Project(スマートエコプロジェクト)」をスタートさせ、その第一弾として、CO2排出量を最大約50%(※1)削減可能な環境配慮型のオフィス「D’s SMART OFFICE(ディーズ スマート オフィス)」を2011年7月より販売し、好評をいただいています。
 そしてこのたび、プロジェクト第二弾として、獨自の環境配慮技術を採用し、CO2排出量50%以上の削減(※1)を目指す実証実験を自社ビルで開始することになりました。
 今回の実証実験で採用し、効果検証した環境配慮技術を、次世代オフィスの開発に活用していくとともに、當事務所をショールームとしても活用していきます。
※1.1990年當時の當社建築物と比較した場合(當社試算による)。

●ポイント

1.CO2排出量を約55%削減できる環境性能

2.独自の維持管理システムを備えた壁面緑化など、自然の力を活かす

「パッシブコントロール」

3.世界初 両面発光型LED導光板照明による省エネや、太陽光発電による創エネを行う「アクティブコントロール」

4.BEMSなど、「パッシブ」「アクティブ」を適正に制御する
「スマートマネジメント」

 

1.CO2排出量を約55%削減できる環境性能

「大和ハウス愛知北ビル」では、自然の力を活かす「パッシブコントロール」や創エネ・省エネを行う「アクティブコントロール」、それらを適正に制御する「スマートマネジメント」を組み合わせることにより、当社従来建築と比較してCO2排出量を約55%削減できます。

また、愛知県建築物総合環境性能評価システム「CASBEEあいち」の最高評価「Sランク」となりました。

2.独自の維持管理システムを備えた壁面緑化など、自然の力を活かす

「パッシブコントロール」

「大和ハウス愛知北ビル」では、建物の窓や外壁に環境配慮技術を導入し、自然エネルギーを利用しながら快適性の向上を図りました。

 

(1)昼光をダイレクトに利用する「光ダクト」

1階エレベーターホールと事務所4階には、光伝送道(鏡の筒:光ダクト)を通して、自然光を直接事務所内に採りこむことができる「光ダクト」を設けました。

自然光を利用するため、照明の電力使用量を削減することができます。

また、自然光に含まれる有害な紫外線や近赤外線(熱線)も遮ることができます。

(2)部屋全体に光を行き渡らせる採光ブラインド「アカリナ」

 

各階の窓には、液晶ディスプレイに使用する光拡散フィルムを使用したブラインド「アカリナ」を導入しました。

太陽光を柔らかな光に変換し、部屋全体に光を行き渡らせることができます。

(3)温度・水分センサーを利用し独自の維持管理システムを備えた壁面緑化システム

外壁には、自然に近い環境を再現し、多様な植物を植栽することができる壁面緑化システム(※2)を設置しました。

当システムの採用により、事務所内の日射遮蔽効果が確保でき、CO2排出量の削減ならびにヒートアイランド現象を抑制する効果も期待できます。

当システムでは、地面と同じように植物を根付かせることができる、土を使った独自の植栽基盤を採用しています。あわせて、外気温や土壌内の水分率を測ることができる温度・水分センサーにより、灌水量を自動コントロールするシステムを備えています。また、ネットワークシステムと連動しているため、遠隔監視・操作を可能にし、植物の維持管理やメンテナンスが容易となります。

2.当社グループ会社の大和リース株式会社がフランスのカネヴァフロール社とライセンス契約したシステム。

3.世界初 両面発光型LED導光板照明による省エネや、太陽光発電による創エネを行う「アクティブコントロール」

「大和ハウス愛知北ビル」では、照明設備と空調のエネルギー消費を削減し、環境負荷を低減できる先進のシステムを採用しました。

照明には、天井照明(アンビエント照明)の照度を控えめにし、作業用照明(タスク照明)で必要な照度を確保するタスク・アンビエント照明を採用しました。

また、太陽光発電システムや湿度・温度を制御する空調を導入するなど、最先端の技術を盛り込みました。

 

(1)世界初 低照度でも快適な作業環境を実現できる両面発光型LED導光板照明

4階フロアの天井照明(アンビエント照明)には、液晶テレビのバックライトに用いられる導光板技術を応用したLED照明を採用しました。世界で初めて両面発光型を導入し、天井を明るく照らすことで低照度でも明るさ感を確保し、眩しさを抑えた目に優しい照明です。

(2)高効率反射板「レフボ」

3階フロアには、一般企業・官公庁向けに当社が販売している高効率反射板「reFbo(レフボ)」を導入しました。快適な照度を維持したまま、蛍光管の本数を減らすことができ、消費電力を約45%削減できます。

 

(3)9.84kWの太陽光発電システムを導入

屋上には、9.84kWの太陽光発電システムを導入しました。

太陽光発電システムによる年間の発電量は約11,000kWh/年となり、CO2排出量を年間約4.6t削減できます。

(4)湿度と温度を制御する「デシカント空調」

空気から直接水分を除去・分離して、適切な湿度・温度の空気を室内に供給するシステム「デシカント空調」を採用しました。

機器内部のデシカントローターにより、冷房時は、外部給気の湿気を吸着して外部に排気。暖房時は、室内排気側の水分を回収すると同時に、外部空気中の水分を室内に放出します。

湿度調整により、快適な室内環境とランニングコスト削減を実現します。

4.BEMSなど、「パッシブ」「アクティブ」を適正に制御する「スマートマネジメント」

「大和ハウス愛知北ビル」では、エネルギーを最適に制御し、見える化できるBEMS(※3)を採用することで、オフィス内のエネルギーを把握・制御することができ、消費電力のムダを解消します。

3.Building and Energy Management Systemの略で、建物の設備機器等の運転管理によってエネルギー消費量を計測し、エネルギーの削減を図るためのシステム。

 

(1)BEMSによる設備機器の自動制御と電力使用量のデマンド監視

事務所内のCO2排出量削減と節電に取り組むため、BEMSを利用したエネルギーの見える化を図ります。

太陽光発電量や空調、照明の電力量など、エネルギー等の使用状況を把握するとともに、期間・フロア別に照明・空調のスケジュールをパソコンで集中制御し、消費電力の削減を図ります。

また、デマンド(最大需要電力)監視を行い、超過しそうな場合は警報を発し、モニターに表示するなど、注意喚起を行います。

(2)人感・昼光センサー

事務所内に人感センサーを設置し、照明の消し忘れを防止します。また、窓から光が射す場所では昼光センサーを設置し、外光量に応じて照明の明るさを調整します。

5.多種多様な環境アイテム

「大和ハウス愛知北ビル」では、環境と共生し人が心豊かに生きる社会の実現を目指し、多種多様な環境アイテムを設けました。

 

(1)駐車場緑化・保水性舗装

駐車場には、緑化と保水性舗装を施し、蒸散効果によりヒートアイランド現象を低減させるとともに、事務所景観の向上も図りました。

(2)雨水利用システム

雨水の有効利用を行うため、タンク容量1kℓの雨水利用システムを採用しました。

屋根面に降った雨水を壁面緑化の散水や駐車場緑化部への散水に利用します。

(3)地場産材を利用した外構フェンス

地域の山林環境の再生に貢献するため、地場産材である「あいち認証材」を外構フェンスに利用しました。

使用木材は、薬剤を一切使用せず、水と熱だけで保存処理を施した、安全で環境にやさしいエコロジーな材料です。

6.従業員が入居、運用しながらの次世代オフィス実証実験

今回の実証実験は、2011年12月19日から1年間、環境配慮技術の効果検証を行います。実証実験で得られたデータをもとに、今後当社が販売する建築物に技術を導入していきます。

 

(1)CO2排出削減量

環境配慮技術によるCO2排出削減量の検証を、BEMSによって把握した電力量データを利用して行います。

当事務所に採用したBEMSでは、期間・フロア別に空調・照明電力量を把握できるため、自然光利用による昼間照明電力の削減、空調機器の設定温度と空調電力の関係等の分析を行います。

 

(2)自然光利用およびLED導光板照明

消費電力量以外に、低照度オフィスにおける明るさ感および利用実態を把握するため、下記の検証を行います。

・輝度画像分析による間接光による明るさ感の総合的評価

・明るさ感・雰囲気・作業性等に関するユーザー満足度調査(アンケート調査)

 

(3)壁面緑化システム

植栽の生育状況については、定期的に観測を行い、植物種別毎の生育状況を検証します。また、生物多様性についても植栽に誘引される蝶蛾類の種数および個体数、周辺緑地の調査などを実施します。

 

7.フリーアドレスの導入等による新しいワークスタイルの推進

事務所スペースを有効に利用するため、営業・工事部門に「フリーアドレス」を導入しました。

●建物概要

所 在 地 :愛知県小牧市中央2丁目172番地

敷地面積 :2,227.76㎡

建築面積 :1,061.87㎡

延床面積 :3,370.37㎡

階  数 :地上4階建

高  さ :軒高15.5m(最高16.015m)

構  造 :鉄骨造

駐車施設 :平面駐車場29台

   

●愛知北支店概要

営業部門 :住宅営業所、集合住宅営業所、流通店舗営業所、リフォーム営業所

人  員 :約130名

開設時期 :1990年4月26日 営業所として開設

1991年4月1日  支店に昇格

以上

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