現在の日本経済は、國內情勢や國際情勢その他様々なグローバル経済市場等の影響を受けて超低金利時代を長く続けています。それらに加えて2016年初頭、日銀が史上初のマイナス金利を実施した事により、各銀行の預貯金金利なども、もはやこれ以上下げる事ができない水準にまで低下しています。
一方、かつて私が不動産の世界で仕事を始めた1985年（昭和60年）は、郵便貯金の利息が5％臺、しかも半年複利と、今から見れば夢のような高金利時代でした。現金を5％で、しかもリスクゼロで、運用できるのであれば、迷わずひたすら貯金をする事こそが人々ができる最高の投資でした。
利息5％時代であれば、ある程度の預貯金を殘した人は利息だけで生活する事ができましたが、超低金利時代のいま、人々は様々な投資行動により生き抜くための努力をしています。人々が不動産に投資するのもその流れの中の一つの現象といえますが、株式投資や外國為替投資と不動産投資とでは、その本質に大きな違いがあります。

不動産投資の本質は「権利収入を得るための手段！」

世の中には様々な仕事があります。そして人々は、それらの中から自分の能力を発揮できる仕事や、好きな仕事、やり甲斐のある仕事などを選び、時間と労働力を提供し、その対価として収入を得ています。正社員、準社員、パート、アルバイト、日雇い、プロジェクトごとの契約等、時間と労働力を提供するための約束事にも様々な形式や形態がありますが、これらに共通しているキーワードは「労働収入を得るための手段！」です。

実はこの「収入」というキーワードでこの世にある様々な収入源を分類した場合、全ての収入源は大きく2つに分類されるといわれています。1つは先に具體例を示した「労働収入」もう1つは不動産投資の本質でもある「権利収入」です。

以上の前置きを踏まえたうえで、不動産投資を見ていただきますと理解が深まると思いますが、不動産投資の本質は権利収入を得るための手段なのです！しかも、一般的に権利収入を得るためには何か特別な才能が必要なのですが、こと不動産投資に関しては特別な才能は不要であり、購入するだけで直ちにその資格も手に入ります。
具體的な流れは以下の通りです！「不動産投資は相続対策に有効」という広告や宣伝をしばしば目にします。確かに不動産投資にはそのような側面もあります。
しかし、不動産投資の本質は権利収入を得るための手段ですから、始める前にまずはこの點を深く理解していただく事が最も重要だと思います。言い換えれば、不動産投資を行う際には、それにより得られる権利収入が具體的にどの位なのか？を、まずは正しく認識する事が極めて重要です。
そして、適正な権利収入を得る事ができる不動産を購入するという事は、相続対策以前に、前述した、長生きするリスクに適切に備えるために有効な手段の一つなのです。
つまり不動産投資をするという事は、あなたが現在持っている労働収入というお財布に、新たに権利収入という別ルートのお財布をプラスする！という事なのです。

1. ★ 不動産を買うとその不動産自體の「所有権」を手にする。
2. ★ 所有不動産の所有権に基き「第三者に賃貸する権利」を行使できる。
3. ★ 所有不動産を第三者に賃貸する事により、第三者から「家賃を得る権利」を手にする。
4. ★ その結果、あなたの口座には毎月約定の家賃が振り込まれる。
5. ★ この家賃こそが「権利収入」であり、あなたの時間や労働力とは無関係の収入が手に入る。