2025年3月、「賃貸住宅経営　春の一斉実例見學會」が開催されました。この見學會は、実際に建てられた賃貸住宅をご自身の目で確認し、実感していただくことで、ご入居者に選ばれる賃貸住宅を建てるためのポイント、昨今の賃貸住宅の傾向などをご理解いただける機會となっています。
見學會は全國各地で開催されましたが、ここでは関東の2つの會場をご紹介します。

【千葉県千葉市千葉寺會場】
徹底したご入居者視點の仕様で、長期的な賃貸住宅経営を実現

千葉市千葉寺會場では、トリシア（TORISIA）による3階建て賃貸住宅が紹介されました。
京成電鉄千原線「千葉寺」駅から徒歩5分の閑靜な住宅地に、2025年3月、本賃貸住宅（B棟）が完成しました。すでに近隣には2024年9月に「A棟」を竣工されており、當時は遊休地となっていたこの地に、2棟目（B棟）として建築されました。
オーナー様は、ほかにも賃貸住宅をお持ちですが、そこでは、音漏れなどの住まいの快適性に問題を感じており、ご入居者視點に立った、建物の性能やデザインを重視した賃貸住宅を望まれていました。そこで、オーナー様は「ご入居者が快適?安全に暮らせる住まいを」という思いのもと、ご入居者の暮らしのクオリティを上げ、周辺地域の景観を含めた生活環境を良くするために、トリシアの建築を決意されました。

ご入居者視點のこだわりは隨所に現れています。トリシアの持つ遮音性、斷熱性などの建物性能に加え、安全性を考えた監視カメラの設置、3階までの昇降の利便性を考慮したエレベーター。裏に設置した駐輪場から直接入れるサブエントランスの設置など、実際に住み、暮らす、ご入居者の視點から、さまざまな仕様を採用しました。

外観デザインに関しても、落ち著いた雰囲気と洗練されたデザインが、ご入居者に満足感と安心感を與えています。バルコニーのデザインにおいては、機能性と意匠性の両面を考慮しました。1階は外壁と同じ仕上げ材を採用し、建物全體の統一感を重視。2階と3階にはガラスバルコニーを設け、それぞれの環境に応じて素材を変えています。2階は、隣地の高低差のある駐車場と目線の高さが合うため、乳白色の曇りガラスを採用して目隠しの機能を持たせ、プライバシーを確保しながらも採光を確保。3階は周囲からの視線を気にする必要がないため、透明ガラスを使用し、開放感を演出。ご入居者の暮らしやすさを考慮した仕様によって、機能性と意匠性を両立させました。

內裝にもさまざまなこだわりが施されています。対面式のキッチンカウンターは、リビング全體を見渡すことができ、リビングに施された間接照明は、くつろぎの時間を演出します。広いリビングは仕切りを活用することで、プライベートの空間としても活用することができます。

徹底したご入居者視點から仕様や設備を検討することで、地域に根差し、長期的な賃貸住宅経営を可能にした好例となりました。
また、ご入居者に快適な住まいを提供するためには、施工技術や施工管理の體制、そして運営管理においても高い水準が必要です。大和ハウスグループの総合力が、オーナー様の賃貸住宅経営を長期的にサポートします。

【市川市妙典展示場】
ご入居者に選ばれる、市場性にマッチした高品質の賃貸住宅が完成

東京メトロ東西線「妙典」駅から徒歩2分に立地する本賃貸住宅は、築古の賃貸住宅の建て替えとして建築されました。
提案時には、築古賃貸住宅を継続する場合と、新築に建て替えた場合の収支シミュレーション、そして相続が発生した場合も含めた、総合的な収支比較を提案。また、トリシアの遮音性をはじめとする賃貸住宅としての性能の高さやZEＨ仕様の快適性などに加え、大和リビングを中心とした大和ハウスグループ全體の管理體制、將來までのアフターフォローを紹介。何よりも、建て替え前からの建物のメンテナンスやフォロー活動を通じたオーナー様との深いリレーションによって、信頼していただき、トリシアへの建て替えを決斷されました。

設計に関しては、現在の住まいに対する市場性を重視しました。昨今の東京都內のマンションの高騰に伴い、ファミリー層の需要が郊外へと移りつつあります。本賃貸住宅も、1LDK～2LDKのDINKSからファミリー層を対象とする間取りとし、ご入居者のニーズに対応する設計としました。
內部の設計にも、工夫が凝らされています。リビングが広く見渡せる対面キッチンには子どもが勉強機として使えるようなカウンターを設えました。家族のコミュニケーションにも効果的です。

広いリビングは、間仕切りを使うことで、フレキシブルに変化可能。アクセントクロスを用いた部屋は、便利で使い勝手の良いウォークインクロゼットも設置されています。
さらに、本賃貸住宅はZEH-M（ネット?ゼロ?エネルギー?ハウス?マンション）仕様で、BELSマークを取得しています。ZEH-Mとは、太陽光発電の設置や斷熱性能の向上などにより、住戸全體で消費するエネルギー量をほぼゼロにすることを目指したマンション（賃貸住宅）で、快適な住環境を保ちながら光熱費を抑え、環境負荷も減らすことができる、環境性と快適性を両立させた住まいです。太陽光パネルを使って創出した電力は、売電し、ご入居者の賃料にも良い結果を生み出しています。

市場性にマッチした高品質の賃貸住宅は、ご入居者の満足度を高め、長期的な賃貸住宅経営を可能にします。本件は、選ばれる賃貸住宅として、土地オーナー様の安心感につながる事例となりました。

賃貸住宅経営　春の一斉実例見學會（東大阪市會場）